徳島で朝9時スタートという事は、当日出発はかなりしんどいので、前泊するという事で宿を1年前から予約していました。
集合して早々、
A君「ナビどこに設定すればいい?」
B君「ホテルの名前は?」
全員「知らん」
C君「名前はわからんけど場所はわかる」
マラソン以外の事に全く無頓着な仲間たちとのマラソン旅が始まりました。
到着したのはこの旅館でした。
だいぶ風情がある感じ。
マラソンの日と阿波踊りの日は特別料金になるようです。
食事は、繁華街に繰り出しました。
良い感じのお店を見つけました。
活魚水産というお店です。
メインは魚のお店。とっても美味しくしかも、リーズナブルな価格でした。
オススメです。
私はお酒が弱いので一滴も呑みませんでした。仲間たちは26時頃まで(!!!)呑んでいたそうです。
それで翌日走れるからすごいです。
前回同様、白塗りのパンダに扮しました。
だんだんクオリティが上がってきて、手袋まで付きました。
全部指が出ているので給水しやすいというランナーズ仕様。
パンダに紛れて一人だけ樽美酒メイク。
※ちなみに仕事でも会う協力業者さんです(笑)
画像はあまり無いのですが、心境を思い出しながら書いていきます。
9:00スタート
ゆるーくスタートします。
1km~5km 速く走りたいと思わないように心がける
スタート時はどうしても混雑します。
前回は、人の波をかき分けるようにジグザグに走ってしまいました。
それがマラソンで一番ダメな走り方なんだそうです。
斜めや横に走る事で、本来より長い距離を走ってしまったり、膝に負担がかかります。呼吸も整いません。
だから最初は「落ち着いて、人の波に乗る」のが鉄則です。
スタート時点は沿道の応援の方も多いので、愛想を振りまきながら走りました。
5km~10km ここが一番しんどい
しんどいと感じた原因は2つです。
走っているうちに、身体はだんだん目覚めてきます。
15km時点 どす黒い雲に囲まれる
ずっと天気が良いままここまで来ましたが、突然真っ黒の雲が頭上に。
それから間もなく突風と大雨に打たれました。
左右に遮る建物は何もなく広大な吉野川の横で、突風を全身に受けつつ、前方を見る事も出来ないほどの強い雨を浴びながら真下を向いて脚を前に進める作業。
「今、何やってるんだっけ」
たまにふと我に返り、この状況が可笑しく感じて笑いがこみ上げてきました。(とんだサイコパス)
仲間が「いつでもリタイアしていいよ^^」と、私にリタイアの一言を言わせようとしていました。みんな、自分の意志ではリタイア出来ません。
私は「ここまで来たらみんなでゴールしよう」と、ワンピースばりの仲間意識。
(ワンピース見た事ない)
雨がやんだ時、こんな風に右側だけ白塗りが取れてしまっていました。→
20km時点 雨はいつか止む
晴れる事はありませんでしたが一応天気は回復しました。
急激な気候変動に、低体温症になる人も居ました。
マラソンは寒さとの戦いになる事もあるので、対策が必要です。私は長袖を着ていました。暑いけど、寒いよりはマシです。
脚の疲労はほとんど感じませんでした。
全然しんどくなかったので二度目のランナーズハイだと思いました。
20km~30km 季節外れの雹(ひょう)が降る
厄年ですね~。
雨は止みましたが、雹を降らせてしまいました。
寒いし、痛い。
また笑いがこみ上げてきます。
「30kmまでがしんどいだけ」と自分に言い聞かせました。
残りの12kmは惰性で何とかなると。
実際、後半に行くほど精神的にはラクでした。
35km~40km 去年泣いた場所
天気は回復しました。
去年はここら辺から泣き始めました。今年は泣く事はありませんでした。
1回目と2回目は、やっぱり違いますね。ゴールするのは自分の中で大前提だったので、「あと少し♪」と思いながら進みました。
自分より樽美酒君が辛そうだったので励まし続けていました。
42.195km ゴール
ゴールの瞬間、みんなでバンザイしました。
今冷静になるとなんだかこそばゆい感覚になりますが、ゴールの瞬間は、もういろいろな物がこみ上げて来ます。
今回は天候に恵まれず、しんどい瞬間が何度もありましたが、トータルで考えるととっても楽しかったです。
何よりもボランティアの方に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
ランナー以上に寒い思いをしているだろうし、貴重な1日を割いてボランティアをしてくださっているから、私たちが走る事が出来ました。
どんな感謝の言葉を言っても足りないぐらいです。
そして、沿道の応援の方々。全然知り合いでもないのに、「頑張ってー」と声を枯らしながら応援してくれて、とっても嬉しかったです。
ありがとうございました~!!!
マラソンに興味があるけれど、一歩踏み出せない方は、ぜひ短い距離でも良いから挑戦してみて欲しいです。それぞれが違う「得る物」がきっとあります。
ところで、今回のマラソンの後に味わった初めての感情があります。
「まだ走れそう」
アラウンド30の挑戦シリーズ
12.アラウンド30の挑戦~トライアスロンデビュー~【前編】
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