一般的に使用されるのはこの2つです。
汚れがとにかく落ちやすく、メンテナンス性に優れています。
単に「人造大理石」とだけ書いている場合はほとんどこれ。
アクリルよりも価格が安いのです。
結構汚れが付きやすく、その度にスポンジ等で磨く作業が必要です。
この2つ、見た目はほとんど変わらないので、見た目で判断するのは難しいです。
タカラスタンダードの担当さんにご協力いただき、アクリル人造大理石の汚れの落ちやすさを実験してみました。
40秒ほどの短い動画ですので、ぜひご覧ください。
「驚くほど簡単に汚れが落ちる」というのをご理解いただけたと思います。
さらにこの2種類の人造大理石を比較した物があったのでご紹介します。
お風呂で毛染めをされる方もいらっしゃると思いますが、ポリエステル系人造大理石の場合、毛染め液が付いてしまうとなかなか汚れが落ちないんです。
アクリル人造大理石は、しっかり汚れが落ちます。
「良い物は良い」という事はご理解いただけたと思いますが、皆さんが気になるのは価格の差ですよね。
タカラスタンダードの担当さんに聞いてみました。
一般的なキッチンの場合、天板をポリエステル系人造大理石からアクリル人造大理石にアップグレードすると、およそ+4、5万円です。(メーカーによって価格の差は違います)
お風呂の浴槽は、タカラスタンダードにはポリエステル系人造大理石が無いので比較できませんでした。
どちらが良いとは私からは言えません。
お客様の中には1万円でも安くしたい方もいれば、良い物は少々高くても取り入れたいという方もいます。だから一概に「こちらにしましょう」とは言えないのです。
最後になりましたが、人造大理石と人工大理石の違いをお伝えしておきます。
人造大理石は天然大理石を粉砕してセメントや樹脂で固めた半人工素材のことをいいます。
ひと昔は「テラゾー」といって、補強する為のモルタル層の上に大理石などを粉砕させてセメントと練り混ぜたコンクリートを打ち重ねて硬化した後に、表面を研磨、つや出しをして仕上げたものが流通していましたが、最近はあまり見かけなくなりました。
人工大理石は「大理石」という名称ですが、人造大理石のように天然石の成分は一切含まれていません。
2つは全く違う素材なのですが、メーカーでは差を付けずに同義語として使われているようです。
このブログではメーカーの表記に合わせて「人造大理石」と表記させていただきました。
人造大理石(人工大理石)の種類について、ご理解いただけたと思います。
大事なのはまず知る事。知った上でじっくりと選んでください。
ご質問はお気軽にどうぞ♪
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