建築士の石丸自邸、建築中です。
我が家のダイニングキッチンと2階の天井材に「桐の無垢板12㎜」を採用しました。
天井材というと、クロスを選ぶ方が多いと思います。
RESTHOMEでは壁が漆喰なので、天井も漆喰を採用する事がほとんど。
そんな中、なぜ「桐」にたどり着いたのか、お話ししたいと思います。

桐というと、まず「桐のタンス」を思い出しますよね。
桐は調湿が出来るので高級な着物を入れおく収納ケースとして使われていました。
また、燃えにくいという性質もあり、火事が多かった時代に重宝されていたそうです。
江戸時代から桐のタンスは普及して、
女の子が生まれると庭に桐を植えて、結婚する時にタンスに加工して嫁入り道具にするという風習もあったそう。
ところで最近お家を建てる方で「嫁入り道具のタンス」が登場する事が減りましたね~。

桐は昔から桐タンスに使われるように、湿度を調整する力があります。
梅雨の季節、室内がジメジメすると、体がしんどかったりしますよね。
お家の素材自体が湿度をコントロールできると、
体のラクさが全然違うんです。
だから調湿出来る材料は、私の中で絶対重要でした。
(ちなみに…漆喰も同じように湿度を調整出来ます)
そもそも木が好きなんです。
私は生まれ育ったのが鉄筋コンクリート造の家でした。
木の良さをあまり知らないまま建築業界に入ったのですが、
無垢材をたくさん使っているうちに木の良さがわかり、
木が好きになりました。
触った時ヒヤッとしない、ベタベタしない、傷ついても目立たない、自分で補修出来る…と良い所がたくさんあります。
そして、たくさんの種類の中で、白っぽい色味が良かったのでこれにしました。
どんなに良い材料でも、高すぎると採用するのは難しいですよね。
私は2人の子供を育てるシングルマザーなので、建てた後の生活費も大事。
だから金額については結構シビアに考えました。
そんな中でも、桐の無垢材は割と安いのが採用の決め手となりました。
石丸自邸では天井材として採用した桐の無垢材。
デメリットをあえて言うなら、傷がつきやすいという点です。
桐はとても柔らかい素材です。
もし床材として使うなら、傷がつきやすいので要注意です。

私は、家づくりで
「みんなが使っているから安心」という選び方はしません。
「一番人気」の物は、それなりの理由があります。
だから、その理由はとことん調べます。
逆に、あまり使われていない素材でも納得出来たら取り入れます。
そうやって選ぶと、唯一無二の家になります。
今回の桐の天井もそんなこだわり素材のひとつです。
施工中、一枚一枚張られていく天井を見ているととても嬉しくて、
大工さんにず~~~っとお礼を言っていました。
(絶対大工さん、やりにくい)
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