私の実力を試すために徳島のフルマラソンに出場する事にしました。
前回のブログでも言い訳したように、時間が無かったので練習量がめっきり減っていました。
ギリギリになって私に出来ること…
それは身体に栄養を溜め込む事だけ。(=食べまくる)
水分もしっかり蓄積できている方が良いらしく、意識して回数を分けて多めに取り入れました。
仕事が終わり、最終便のバスで徳島へ向かいました。
そのバスに乗っていたほとんどの人が徳島マラソンに出場するんだろうなぁという出で立ちでした。
私はボーダーの服を着ていて、たまたま隣の席の男性もボーダーで、気まずい想いをしました。
(気にしすぎ)
2ヵ月前からホテルを探していましたがなかなか見つからず、古いホテルが1つだけ空いていたのです。
古いホテルははっきり言って怖いです。
霊感はありませんがやっぱり怖いです。
緊張もあり、あまりぐっすり眠れませんでした。
7:30コンビニで朝食を買う
マラソン前に良いとされるおにぎりとバナナを買いたかったのですが全て売り切れていました。みんな同じ考えですよね。
8:00ランニング友達と合流
友達を初公開します。
パンダ君たちです。
写真では1人パンダをかぶっていませんが、
4人でパンダ帽をかぶって走ることにしました。
友達のパンダたちに目標を聞くと、
「楽しめたら良いかな」と。
彼らは既に愛媛マラソンで自分の実力がわかっているのです。
4時間切りは絶対に無理だとわかっていたので、「4時間半を切りたい」と思っていました。
9:00スタート
号砲が鳴っても足踏みすら出来ない状態です。
2,3分で少しずつ歩いて前に進めるようになりました。
スタート時点を通過出来たのは5分ぐらい経ってからだったと思います。
5km~10km 速く走りたい
最初はパンダ4人組で走っていましたが、私以外の3人は全ての声援に答えて、沿道の方々にハイタッチしながら楽しそうに走っていました。
そんな様子だったので、私は3人を置いて先に行きました。(笑)
しかしそこで実力以上のスピードを出してしまい、その後かなりしんどくなってきました。
10km時点 もうしんどい!膝が痛い
私はだんだん失速し、友達パンダが私に追いつきました。
「最初に頑張りすぎるけんよ」とダメ出しされて、納得し、それからはみんなで走りました。
20km時点 やっと半分!膝が痛すぎる
あと半分で終わる!と思っていたら、
「あと半分しか走れんのよ。」と変態パンダが言いました。
(変態はスポーツマンにとって褒め言葉です)
普段の練習の時から膝はずっと痛かったのですが、本番は今までで一番痛いと思いました。
膝だけじゃなく、足の筋肉は全て痛いし、胃も痛いです。
「そもそも自分は走るのが好きなのか嫌いなのか」と自問自答を繰り返しました。
30km時点 全身痛いけど止まれない
「愛媛のお姉さん頑張って!」
「可愛いよ~」
たくさんの方々から言われました。
なんで言われて嬉しい言葉をわかってるんでしょうね。
友達パンダに「歩いて良い?」と聞くと即却下され、ペースダウンしても良いけど止まる事は許されませんでした。
友達パンダが歌や全然笑えないギャグで、無表情の私を励まそうとしてきます。(長渕剛やZARDを替え歌で)
しかも彼らは沿道の方々に手を振ったり声援に答えたりして、サービスを怠らないんです。
この体力の差が悔しいです。
35km時点 また走りたい?
友達パンダが私に「また走りたいと思う?」と聞いてきました。
ここで「もう走りたくない」と言ったら会話が続いてしまい、しんどいので「後で答える」と一呼吸で(しかも無表情)言いました。
40km時点 泣きながら走る
あと2kmだと思った所あたりから急に涙がこみ上げてきました。
(イメージ画像をお借りしました)
沿道の方の応援が、本当にありがたいんです。
プラカードに書いてある文字を読むたびにもう…!
完全なボランティアでここまで準備してくださり本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
最後まで一緒に走ってくれた友達パンダは、私が無表情・無反応でも話しかけ続けてくれて、感謝してもしきれません。
そして全身痛いよ~の涙もありました。
42.195km ゴール
最後はみんな並んで笑顔でゴールしました。
ゴール直後
小学生ぐらいの子がメダルをかけてくれて泣き
おば様の軍団が囲んで万歳三唱をしてくれて泣きました。
この瞬間はアドレナリン大放出中です。
5時間6分でした。
目標もクリアできなかったし、胸を張れるような記録ではありませんでした。
しかし、良い経験が出来ました。
一人でも多くの方に、マラソンの良さを知ってもらいたいなぁと思いました。
↓この写真を撮る時もまたこみ上げてくるものが…。
泣きすぎです。
家に帰って腕が痛いなぁと思って二の腕を見るとビックリ。
画像は二の腕~肘です。わかりにくいけど。
半袖の所でパックリ日焼けしていました。
答えはYES!
確かに走るのはしんどいです。
しかしあの感動を知ってしまうと、もう辞められません。
次こそ4時間切りを目指して頑張ります☆
追伸
翌日も足を引きずりながら歩いています。
アラウンド30の挑戦シリーズ
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12.アラウンド30の挑戦~トライアスロンデビュー~【前編】
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