妊娠8ヵ月。早めに産休に入らせてもらってちょうど1か月あたりでした。
その日は友人宅でハロウィンパーティーをしました。
その時に私の結婚のお祝いもしてくれてすごく楽しいひとときでした。
お腹が張り裂けそうなほど、美味しい物を食べました。
それから帰ってベッドで横になって、なぜか眠れず午前2時。
パシャー
明らかに普通ではない液体が出てきました。
匂いで「あ、破水したわ」とわかりました。
急いで夫が運転して病院に行きました。
いざという時のために、早めに入院セットを準備しておいたので持って行きました。
病院に着いて、「今日入院になりますかね?」と安気に聞く私。
「歩かないで!担架に乗って!今日産みましょう」と先生。
突然すぎて思考が追い付かず、
赤ちゃんをこんなに早い時期に出しても大丈夫なのか?そもそも手術で私は生きて帰ってこれるのか?等、一気に不安が襲いました。
朝6時頃帝王切開の手術が始まりました。
手術室にいる先生の人数の多いこと…!
産婦人科も新生児科もそれぞれ2人ずつ先生がいて、
看護師さん、麻酔科の先生、その他たくさんの人に自己紹介していただきました。
先生が「〇〇で〇〇の状態、〇〇は〇〇で、〇〇の手術を始めます」的な定型文を言っている時に、
全部「はい」と返事していました。
途中で「あれ?これ私に言ってるんじゃないのか?」と
どうでも良い事を考えていました。
開始10分で1300gと1100gの小さな赤ちゃんズが生まれました。
二人とも「んぎゃー」と小さい産声を聞かせてくれました。
小さすぎるから産声を聞けないと思っていたので、とても感動しました。
赤ちゃんズはそのまますぐ保育器に入りました。
手術をしている先生は二人いて、
「俺この後ジム行くわー」などをお話しされていて、
私も現実逃避のために会話に混ざりたいぐらいでしたが、
布で仕切られていてなんとなく会話に入りにくかったです。
麻酔科の先生だけが「お母さん、もうすぐ終わりますからねー」と私に声をかけてくれて、
あ、私はやはり会話に混ざらなくて良いんだ、と現実と向き合う事ができました。
その後いろいろな処置をしてもらい、手術が終わりました。
少しずつ麻酔が切れて足の感覚が戻ってきました。
看護師さんや助産師さんに褒めてもらったのですが、私は痛みに強いタイプのようです。
痛いなら薬を飲めば良いのに、「大丈夫です^^」となぜか我慢していました(笑)
手術中は主人がずっと待機してくれていました。(帝王切開の場合、誰か1人は待機しないといけないそうです)
手術後に15分間だけ主人と話す事が出来ました。
「産んでくれてありがとうございました」
と言われました。
その言葉はずっと忘れられないので、
今後そういう予定があるパパさんはぜひこのセリフを言ってみてください。
手術後はかなりしんどくて、本当は寝たかったのですが、
様々な出産レポを読んで、寝たら急に容態が急変した人の話をいくつか覚えていたので、
「私もそうなったらどうしよう」と必死に寝ないようにしていました。(真似しないように)
痛みに耐えながら家族に電話して、ずーっと喋っていました。
※数か月後に、私の携帯のプランが通話し放題プランじゃなくなっていたことに気づき、ものすごくショックを受けました。
看護師さんに「ちょっと休んだほうが良いから電話は切ろうね」と言われて、
電話を切ってからも、そわそわしていました。
SNSの更新をしたいけど、子供の状況もわからず、正直おめでたいのか、周りに何と説明していいか、全然わかりませんでした。
帝王切開の当日は何も食べず点滴だけでした。
翌日からは少しずつ食事が出ると聞いていたので、とても楽しみでした。
楽しみすぎておてふきの写真を撮っていました。
入院していると、他の楽しみがあまりないんです。
液体ばっかり(泣)
まぁ…しょうがないですよね。
帝王切開の場合は「お祝い膳」なるものは最後まで出ませんでした。
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