快適な家を作る為に必要な知識をお伝えしていきます。
住まいの温熱環境を形成するのには、人間の体温調節に影響を与える6つの要素があります。
6つの要素
住宅設計をする際に考慮するべき項目が上4つ。下つは生活の仕方です。この6つがバランスよく「快適」であれば、人はその環境を心地よいと感じるのです。
熱の特徴
建物内の熱も動き、自然に1階の方が温度が低く、2階の方が温度が高くなります。
アツアツのお茶(温度高い)を手(温度低い)で触ったら熱いのもこの原理。
洗濯機や食洗機などの家電製品から、そして人体からも熱は発生します。
熱の特徴が理解できれば、後はどうコントロールするか。夏の日の屋外から室内に入ろうとする熱を遮ることが必要です。その材料が断熱材です。聞いたことあるでしょう?
この画像が一般的に使用されている、断熱材。柱と柱の内側に入れる「内断熱」です。
断熱材は壁・床・天井・屋根など熱が出入りしやす部分に入れることで、夏の熱の侵入を防ぎます。また、冬の熱の流出も同様に防ぎます。
柱と柱の間に入れる「内断熱」が良いか、柱の外側に入れる「外断熱」が良いか。たくさんの意見があり、結局はどちらも同じぐらいだと思います。
(RESTでは内断熱と外断熱両方組み合わせて施工しています。)
ほんの数年前、国が推奨していたこともあり、住宅業界で「高気密」が流行しました。「気密性が高ければエアコンの効率がよくなる」という考えからです。もちろん間違ってはいません。でもそれ以上に問題が起こります。それがシックハウス症候群。化学物質の出口も塞いでいたのです。結論として、高気密にしても「快適な家」にはなりません。
快適な住宅を求めて高気密で部分的な換気」をするよりも「低気密で全体的な換気」をする方が快適な家になります。そして、「低気密で全体的な換気」をする家というのは、まさに日本の昔の家です。すきま風ビュービューだった家は日本の気候に合っていました。
現代の日本の住宅で、正しく換気をする為には吸気と排気が必要です。このどちらが欠けても快適な換気ができません。吸気口の数が多くサイズが適切なら空気はスムーズに流れ、室内の温度差も消されます。
「熱」を知り、正しく扱うことがまず大事です。
まだまだ続きます!
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