お家を建てる時、皆さんの一番こだわる所はどこでしょうか?
間取り?設備?インテリア?全てこだわりたいですよね。
私もお金があるならこだわれるだけこだわったお家を建てたい。
でも、そんなこだわったお家に住み始めて、
「冬はめちゃくちゃ寒いな・・・。」
「夏はめちゃくちゃ暑いな・・・。」と
住み心地が良くなかったら嫌ですよね?
そこで、お家を建てる時、
こだわりの中に入れていて欲しいものが「断熱材」です。
「断熱材」にこだわっている方はご存じかもしれません。
「セルロースファイバー」
簡単に伝えますと、
新聞紙を使用した木質繊維の断熱材。
「新聞紙!?」と初めて聞いた時は、私も驚きました。
でもこの子、断熱材として優秀なんです。
新聞紙だから燃えやすそう・・・。と一番に考えた私。
ホウ酸が含まれていることで、燃え広がりにくくなっているのです。
化学式BH303の毒性を持つ無機化合物。
(理科か?化学か?私は苦手教科です。)
ホウ酸は、原子力発電などで核分裂反応を抑制するための材料として使われており、
ホウ酸の中性子を高効率的に吸収する性質があります。
(ホウ酸ってそんな所にも使われてるんだ・・・。)
家に住んでいて出てほしくない虫達。
ホウ酸の含まれたセルロースファイバーは、
虫を寄せ付けにくい断熱材です。
「ゴキブリ団子」などにも含まれるホウ酸。
ただ、含まれる量が重要です。
・ホウ酸2%←虫がむしろ寄ってくる
・ホウ酸23%←最も効果のある量
実は、目薬などにも使われているホウ酸は、
食塩と同じ位の有害性しかありません。
新聞紙を室内干しをするときに間に挟むと、
新聞紙が湿気を吸収してくれると聞いたことがあります。
(皆さんも聞いたことありますよね?)
新聞紙などを混ぜて作っているセルロースファイバーは、
湿気を吸収してくれます。
安くて施工が簡単なグラスウールだと数年経つと湿気を吸って重くなり、
下に沈み、上の方が空洞になってしまったりします。
「見えない所がいつの間にか、効果がなくなっていた・・・」
なんて悲しいですよね。
専門業者が、柱と柱の間の内部にセルロースファイバーを充填するため、
経年変化で下に沈みにくいです。
「見えない所だからこそ、きちんとそこにあって欲しい」
生活の音って気になりますよね?
昔は口喧嘩で親に
「うるさい!近所迷惑だ!」と怒られた記憶があります。
セルロースファイバーは、防音性能が高いです。
壁に吹き込んでいく施工方法の為、気密性が高くなり、
その為、防音効果が期待できます。
アメリカでは、
空港などの騒音が大きい場所にセルロースファイバーが使われています。
セルロースファイバーは、正直
グラスウールに比べるとお高めです。
「お家づくりにはお金がいくらあっても足りない!」と思いますが、
快適な生活があってこそのこだわりのお家だと私は思います。
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