・関ケ原の戦いでの戦功により伊予半国20万石を領した藤堂高虎が、
瀬戸内海に面した海岸に築いた大規模な平城です。
・写真に写っている藤堂高虎の像は、
戦場に駆り出していく時の鎧姿ではなく、
今治城が出来上がっていくのを眺めているイメージで作られているそうで、
「鎧姿ではない」です。
藤堂高虎の像をまじまじと眺めたことが無かったので、
言われて再度見てみると「本当だ!鎧来てない!」と驚きました。
カッコいい鎧姿も良いですが、
鎧姿じゃない像も平和な感じがして素敵です。
今治城の橋を渡り切ったところに大きな石垣の石がありますが、
ものすごく大きいんです。
(写真で伝わりますか?)
どれくらい大きいかというと、
真ん中の石を抱きしめても抱きしめきれないくらいですね。
(・・・石を抱きしめる感じの例えってどうなんでしょう。)
今治城の石垣の中に、白い石が所々にあるのですが、
それは、なんと大理石なんです。
石垣に大理石を使うのは、珍しいですよね。
「大理石を石垣に使うとはなんとまぁお金持ちなんだ・・・」と思いました。
石垣に大きな石を使うと、それだけで迫力があるので、
大きな石だけで敵陣を怖気づかせることが出来るんじゃないかなと思います。
「なんて大きな石なんだ!怖い怖い!」といって逃げ帰ってくれたら、ラッキーですよね。
門を入ってすぐに三方向から攻撃できるこの作り方は、
実際の戦の時、敵だったら怖いなと思います。
上から石やら鉄砲の銃弾やらが飛んで来たら、私なら逃れられる気がしませんね。
ドッチボールで敵にボールが回った時みたいな状態ですよね・・・。
しかも戦国時代なら、命がけのドッチボールです。
「リアル脱出ゲーム」ならぬ「リアルドッチボール」
そう思うと、城の作り方は考えられているなと感じます。
幼い頃、憧れたことがあります。
城に住んだらどんな感じなんだろう・・・と。
やっぱりお城から今治を眺めるのはいいですね。
お城から海が見渡せるのも、海城である今治城の特徴ですね。
大きな山の上にあるお城からの景色も素敵だと思いますが、
今治城のように、海を身近で感じながら、眺められる今治城も素敵だなと思います。
今治城の中も見学したのに、あまり中について語っていないですね。
でも、今治城の歴史に触れると、外から見た今治城の造りに興味が向きます。
「ああ・・・ここが犬走りか。ああ・・ここが鉄御門か」と。
やっぱりお城の見学は、「敵陣として訪れたら・・・。」と思いながら見ると楽しいですね。
ぜひ、みなさんも今治城を見学してみてください。
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