私は幾何学(きかがく)模様を見るのが好きです。
なぜか見続けてしまい、そこに規則性があるのか無いのかを脳が勝手に処理しようとします。
だから見ていて飽きないんです。
食事しながら、もしくはトイレでほっと一息ついている時に、ぼーっと何も考えずに眺めていたくなります。
調べてみると、幾何学は人を癒す効果があるとか。それを知って納得しました。
幾何学模様とは三角や四角の単純な図形を部品として組み合わせて配置した模様の事です。
詳しくは「幾何学模様」で検索してみてください。(説明が雑)
最近はネイルで幾何学模様を取り入れる女子もいるそうで、その気持ちがよくわかります。
最近スーパーにもたまに売っているロマネスコという野菜。
実はこれも幾何学の一種なのです。
「どんなに小さい部分をとっても全体に相似している」という幾何学なんです。
他にも、樹木の枝、ひまわり、雪の結晶等も幾何学なんです。
このらせんを描きながら連続する形、小さい形が集まって全体の形になっているところ、「気持ち悪い」と言ってしまえばそれまでですが、この不思議さが本当に好きです。
たまに買ったら、しばらく夕食の時に鑑賞します。
(おそらくこんな事をしているのは今治で私ぐらいでしょう)
そんな私の変態趣味は置いといて、仕事の話をしましょうか。
このお家の洗面台の壁の所にタイルを貼る事にしました。
そこで、鏡のデザインに合わせてカラフルなタイルを使い、私の個人的趣味の幾何学な感じをご提案すると、気に入っていただけました。
(これが幾何学と呼べるかどうか謎ですが、気にせず続けます。)
注文してすぐにタイルが届きました。
種類別に分けて、幾何学の沼にハマり始めました。
同じ色のタイルでも、この2種類のタイルが入っている事に気づきました。
1と2とは色の配置が違いますよね?
2をひっくり返しても1にはなりません。
色の配色だけでなく、形も重要なので、規則性がないように配置しました。
10分ぐらいで決めるつもりだったのですが、そんなに簡単には出来ません。
幾何学の沼にどっぷりと浸かり抜け出せなくなるところでした。
規則性をあえて除外するのは難しく、クルクル回して、こっちを変えたら隣も変えて…と繰り返していました(笑)
そんな私の様子を見て、現場では笑いが起こっていました。
そんな苦悩を乗り越えて、無事完成しました。
私の想いもたっぷり詰まっているので、喜びもひとしおです。
考え始めると、ゴールが無い事に気づきます。
しかしそれが面白い。
これが幾何学の沼ですね。
漆喰と無垢で創る大工さんの家in今治 ブログ一覧
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