30年間、「泳げない人」として生きてきました。
小学生の頃はスイミングスクールに通っていたのですが、泳げないまま卒業。(勝手に)
海に行ったら浮輪頼り。
プールに行ったら歩く専門。
たぶん私が水泳を苦手と思っている以上にあちら側(水泳)も私を苦手と思っているでしょう。
という訳で今後の人生で諦めて良いものとして生きていました。
それが去年急にトライアスロンに出場する事に決めてしまい、水泳と向き合う事になってしまいました。
誰にも誘われていないし、身近にトライアスロン経験者はいないのに。
泳げないのにトライアスロンに挑戦する事に決めた当時の自分を恨みましたね。
(去年は水泳の練習時間が足りなくて、泳げるようになりませんでした。)
なぜトライアスロンに挑戦する事にしたのか。
きっと心の奥底の、自分でも気づかないぐらいの場所で、未練が残っていたのでしょう。
そういう心の奥底の未練ほど厄介な物はありません。
ところで水泳以外にも、逆上がりとか物理とか、たくさん諦めてきた事があります。
今後の人生で向き合う事になったらどうしよう。
というか、たぶんやるでしょうね。
この感覚は、何かの伏線な気がしてしょうがないんです。
地味に練習を続けましたよ。
スイミングスクールに申し込みました。
週3・4はスイミングスクールに通いました。
毎回スクールに行くたびに筋肉痛になっていました。
足が攣りそうになる事も。
後にわかったのは、要らない力が入ってガチガチのフォームでした。
指先まで全部力を入れていました。
毎回呼吸が苦しくなりました。
これは、
水の中=息が出来なくて苦しい
というイメージから、息継ぎの時に吸う事ばかり意識してしまいます。
その為、呼吸を吐く事を忘れる→吐かないから吸えない→苦しくてフォームは乱れる
という悪循環に陥っていました。
まずは、「水の中でも怖くない」「ここはプールだから溺れることはない」と自分を説得するようにしました。
だんだん、吐く事をメインに意識できるようになり、
それから、呼吸をほとんど意識せずに、地上で呼吸しているのと同じぐらいの感覚で呼吸(息継ぎ)できるようになりました。
毎回初心者クラスに参加していました。
バタ足の練習からスタートして、その後ビート板を使ったキックの練習など、それぞれの部分を練習します。
最後にクロールをするという内容の授業でした。
和気あいあいとしていて和むのですが、私には懸念事項が。
このままでは時間が足りない。
スイミングスクールでの練習では、基本がわかったので良かったと思います。
しかし、スクールの先生に言われたのですが、「1年ぐらいかけて泳げるようになるのを目指す」というスピード感なので、このままではまた泳げないままトライアスロン本番を迎えてしまいそうな気がしました。
そこで、1対1の個別レッスンを受ける事にしました。
美人お姉さんコーチに、みっちり教えていただきました。(スパルタ)
個別レッスンではこのような内容でした。
毎回コーチに教えてもらう訳にはいかないので、1ヵ月ごとに成長具合を見てもらいました。
そして…
泳げている感が伝わらない画像ですが。
とにかく、泳げるようになったんです。
どれぐらい泳げるようになったかと言うと、
1500m連続で泳げるようになりました。
…つい先ほどまで息継ぎの話をしていたとは思えない急成長っぷりですが。
自分でも驚きましたが、苦しくならずに25m泳げるようになった後は、何mでも泳げるようになったのです。
期間は3ヵ月ぐらいだったと思います。
だいたいのフォームが出来上がってからは1ヵ月で1500m泳げるようになったと思います。
私の「短期間で泳げるようになりたい」という目的には、指導者にマンツーマンで指導していただく方法が一番合っていました。
目的は、人によって違うと思います。
目的に合った指導者に教えてもらうのが良いですね。
お子様の習い事を選ぶ時も今は選択肢がありすぎて困るそうです。
人気の習い事として英会話もその一つ。
外国人に教えてもらうのか、日本人に教えてもらうのか等。
目的から考えるとどんな習い事が良いか見えてくるかもしれませんね。
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