団体信用生命保険とは、住宅ローン専用の生命保険のことです。
住宅ローンを利用するときに住宅ローンの借り入れに団体信用生命保険の加入を条件としている金融機関がほとんどです。
加入していれば、住宅ローンの債務者が死亡したときや高度障害状態になったときでも、住宅ローンの残金の分の保険金が金融機関に支払われ、住宅ローンを清算することができます。
通常の団体信用生命保険に加え、三大疾病保障付保険、七大疾病保障付保険、八大疾病保障付保険なども出てきました。
〈団体信用生命保険〉
保障内容…死亡・高度障害
保険料…保険料の別途支払いは不要(フラット35の場合は別途保険料を負担)
〈三大疾病保障付保険〉
保障内容…死亡・高度障害+がん・脳卒中・急性心筋梗塞
保険料…住宅ローン金利に0.3%上乗せ
〈七大疾病保障付保険、八大疾病保障付保険〉
保障内容…死亡・高度障害+がん・脳卒中・急性心筋梗塞・高血圧性疾患・糖尿病・慢性腎不全・肝硬変(・慢性すい炎)
保険料…年齢・ローン残高・借入内容により、別途保険料の負担
一般の金融機関(愛媛県の場合m伊予銀行・愛媛銀行・JAなど)の場合、団体信用生命保険の保険料は住宅ローンに金利に含まれていますので、別途保険料を支払う必要はありません。
しかしフラット35の場合は団体信用生命保険の加入が任意の為、加入を希望する方は、別途保険料の支払いが必要です。
民間金融機関のローンを利用する場合は、団体信用生命保険の加入が基本的に義務づけられていることから、加入できないとローンの借入ができないということも考えられます。
フラット35を利用する場合、団体信用生命保険への加入は任意の為、団信に加入できない方であっても、融資を受けることができます。
団信も生命保険ですから、加入する際には健康状態を告知する必要があります。一般の生命保険と比べると告知の項目は少ないですが、健康状態に問題があり、加入できない場合は住宅ローンの借り入れができない可能性もありますので、注意が必要です。
〈主な告知事項〉
・最近3ヵ月以内に医師の治療(指示・指導を含みます。)・投薬を受けたことがありますか。
・過去3年以内に下記の病気で、手術を受けたことまたは2週間以上にわたり医師の治療(指示・指導を含みます。)・投薬を受けたことがありますか。
※主な病気を抜粋しています。詳しく知りたい方はお問い合わせください。
加入できなくても、慌てないでください。
ワイド団信であれば、生命保険の引受け基準が拡大されているので、加入できる可能性が高くなります。
糖尿病や高血圧、肝機能障害などを患っていると、団体信用生命保険に加入できない場合がありますが、ワイド団信であれば、3年以内に2週間以上の治療がない、3ヵ月以内に医師の診察を受けていない、障害がない、などといった内容で、基準は明確ではありませんが、引受け範囲が広くなっている保険です。
ただし、ワイド団信の場合、金利が上乗せになっているので、通常の団信よりも高く、上乗せ金利は0.2~1.0%です。
30代と40代では、病気になるリスクが違います。過去の病気や薬を飲んでいる為に団体信用生命保険に加入できず住宅ローンを組むことができなかったお客様を実際に見てきました。
マイホームを建築する時期は、早ければ良いという訳ではありません。しかし、年々審査が通りにくくなるのは事実です。その辺りも含めて考えてみてください。
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