高気密・高断熱住宅と聞くと、良い家だと思いますよね。でも意外な落とし穴があり、あまり知られていないので、今日はじっくりと解説します。
高断熱は、断熱性能を高める事です。
断熱性を高める為に、断熱性の高い断熱材を入れます。
内断熱と外断熱のダブル断熱を採用しています。
・セルロースファイバー…柱と柱の間に内断熱として入れます。
・炭化コルク…柱の外側に外断熱材として張ります。
内断熱か外断熱どちらかを採用している場合が多いです。
発泡ウレタンやロックウール等、様々な断熱材があります。
高気密とは、住宅内の隙間を極限まで無くす事です。
いくら高断熱にしても気密力が悪いと隙間から暖気(冷気)が逃げていくという考えから、高断熱と高気密をセットにしている建築会社が多くあります。
気密性を高める為に、微細な隙間も埋めます。
以前住まいで起こる病気についてお話ししましたね。
住まいが病気をつくる!?建てる前に話しておきたいこと<1>病気の種類
住まいが病気をつくる!?建てる前に話しておきたいこと<2>空気の汚れ
高気密住宅はシックハウス症候群を引き起こす原因とも言われています。
ビニールクロスやそれを貼る為の接着剤からは微量のホルムアルデヒドが発生しています。
密閉しすぎると、悪い物質を家の外に出す事ができず、人体に影響を及ぼします。
それから「24時間換気」をする事が必須になりました。
高気密である為に、湿気もこもりやすくなります。湿度が高ければ高いほど、カビ・ダニが発生しやすくなり、アトピーの原因になってしまいます。
高気密・高断熱住宅は家全体が保温性が高くなるので、冷暖房が効きやすく快適そうに感じます。住宅内の温度差によって起こるヒートショックの発生率も下がるそうです。
しかし、身体に良くない素材を使用して密閉すると、不健康住宅になってしまいます。
断熱を高めるのはオススメです。
ビニールクロスを使うなら、高気密はあまりオススメではありません。
愛媛で新築・リフォームをお考えのお客様は、お気軽にご相談ください。
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