一人旅8日目
この時点での私の心配事は以下のとおりです。
・クレジットカードの限度額がわからない
クレジットカードを3枚持って行きましたが、長旅になるほど支払額が多くなりますよね。全てのカードの限度額を把握していなかったので、もし限度額に達したら私はどうなるんだろう…と思ってはゾッとしていました。
・スーツケースは一体どこへ
スーツケースは飛行機の乗り継ぎの時に無くなったんだと思いますが、定かではありませんでした。ターキッシュエアラインズというトルコの航空会社に電話をしたり、メールを送ったりしましたが行方はわからず、私もホテルを点々としていたので、あちらから連絡を受ける事も難しかったのです。
これらの事が心配で、たまに帰りたくなったりしてきました。節約しながら旅を続けたら何とかなるかな…とできるだけ気にしないようにしました。
世界一美しい海岸と呼ばれるアマルフィ。
それも納得できます。
ローマが東京だとすると、アマルフィは沖縄のイメージです。リゾート地です。
(これが私に出来る精一杯の表現です)
節約したいと思い始めたその時点での私の気持ちとは裏腹に、旅立つ前の私は、素敵なホテルを予約していました。
私の部屋にはバルコニーがついていて、レモンの木の隙間から海が見えました。
バルコニーから外に出れるようになっていて、階段を下りていくと海につながっていました。
夢のような世界でした…!!!
プールも付いているホテルで、せっかくだから泳いでみました。
そもそも泳げないのを思い出しました。
その後もプールサイドで日光浴を楽しんだりしました。
日光を自ら浴びるなんて、日本では決してしない事です。
レモン味のパンやケーキ、いろいろあってついつい食べ過ぎてしまいます。
この時点で、お米を食べなくても生きていける…!そんな気がしていました。
夕食もついていて、レモンを使ったメニューが多かったです。
ホテルからバスが出ていて、アマルフィの街に行く事ができます。
フルーツ入りのスムージーを買ったり、お土産を見てまわりました。
アマルフィの旅が終わり、ローマのホテルに向かいました。
真っ暗の中、ホテルに向かいました。→
駅から徒歩1時間の距離だったので、行けると思っていたのですが、歩いても歩いてもたどり着かないんです。
そして、最終的に歩道が無くなり、車道か山道しかなくなりました。
ということで山道を歩く事に。
その山道が工事中だったりして通行止めでした。
前にも後ろにも進めなくなった私は、車道に出て、ヒッチハイクをすることにしました。
ひっつき虫だらけで(イタリアにも居るんだ)、汗だくの私を拾ってくれたピザ屋さんの車。
目的地に連れて行ってくれました。(グラッツェ)
もう…優雅な建築の旅のつもりが、過酷な旅になってしまっていました。
ここに来て、予約をした自分を恨みましたね。夜中に到着して5時間ぐらいしか居れないこのホテルが素敵な意味…!
でも、ゆっくり眠れたので良しとしましょう。
まだまだ続きます!
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