今までたくさんの事に挑戦してきました。
・フルマラソン→無事完走。
・トレイルランという山道のイベント→完走。(膝の調子がとても悪くなった)
・冬の山でキャンプ→風邪をひかずに元気に終了。
・トライアスロン→完走出来なかったけど、やりきった感があるので良し(自分に甘め)
・粘土のパン作り→楽しい。
・いなり寿司作り→「おいならず」が出来た。
いろいろやってみて、恥ずかしい結果に終わったモノも、自分自身は満足しています。
次は何に挑戦しようかなぁと思っていた所、
「山に登らない?」と誘われました。
やった事ない事に挑戦するのが大好きな私は、すぐに「登る!」と返事。
山を知らない私の服装。
(こんな建築士は嫌だ)
今まで新たな趣味にハマる度に物を買い揃えて来ましたが、
もうこれ以上物を増やしたくないので、
今回は何も買わずに家にある物だけで行きました。
登山靴も持っておらず、ずっと使っている「ホカオネオネ」という面白い名前のランニングシューズを履いて登る事にしました。
ロープウェイで、途中まで登ります。
料金は2000円ぐらいだったと思います。
石鎚山に登る人のほとんどが、このロープウェイを使って登るそうです。
ロープウェイの待ち時間には「いつか新年のご来光も見てみたいなぁ」と考えたりしていました。
登り始めます。
しばらく登山をしている感覚が無いんです。
登りというより、どちらかと言うと下りです(笑)
そしてしばらく行くと、
階段
階段
階段
なんです。
この日知りましたが、石鎚山は階段で登れる山なんです。
「登り坂がしんどい…」という感覚は全くありませんでした。
呼吸のしんどさは全く無く、太ももやお尻がすぐに筋肉痛になりました。
最初は仲間内でキャッキャッ会話をしていましたが、次第に無言になる私。
フルマラソンの時と同じで、だんだん自分の知らない自分が現れてきます。
普段は割と周りに気を遣うタイプなのですが、
余裕が無くなり、ワガママになります。
そして最終的にそんな自分が嫌になって、恥ずかしくて、申し訳なくて泣くんです。
疲れる前に出来るだけ休憩を取りました。
「しんどいと感じた時にはもう手遅れ」
とスポーツではよく言われますよね。
カロリーメイトやウィダーinゼリーをリュックに入れていたので、補給しました。
頂上に近づくにつれ、ほとんどの階段の崖側に柵がないんです。
(左側を通行するルールの為、登りか下りで必ず崖側を通らなければならない)
もちろん手すりをしっかり持てば、落ちる事は無いのですが、
それでも不安で手に力が入ってしまいます。
命綱が欲しい…!
そんなこんなで、だんだん頂上が近づいてきて、寒くなってきました。
(去年の10月のお話です)
登り始めから3時間後の10:30。
無事、登頂しました~!
この景色♪
仲間とパシャり。
私はこれ以上崖側に行くと、もう足がすくんで震えが止まりません。
仲間は崖のギリギリの所に座っています。
ちょっとつまづくだけで転落するような位置に、よく座れるなぁと思います。
頂上では、カップラーメン・ホットサンド・肉まんを食べました。
カップラーメンは、汁を捨てられないので、全部飲み干しました。
登山と言えばカップラーメンのイメージがありましたが、
汁を飲むのは結構キツイので、ハーフサイズぐらいがちょうど良いと思いました。
寒くてしょうがなかったので、風対策でカッパを着ました。
(こんなに寒がっているのは私ぐらい)
この際、見た目はどうだって良いんです。
カッパを着るだけでかなり体温が温まります。
温かい飲み物もかなり重宝しました。
また、自分の知らない自分が出始めました。
下りの方がしんどいんです。
筋肉痛になっているし、そもそも階段を下るのが苦手な事を思い出しました。
なぜか昔から、階段を一定のリズムで下りる事が出来ません。
仲間に杖を借りました。
写真で伝わるかわかりませんが、
かなり無表情です。
そんなこんなで、しんどいと言いながらも無事、下山出来ました。
今回、いろいろな発見があり、登って良かったなぁと思いました。
仲間内には、ワガママになってしまった事を謝罪しましたが「もう慣れてる」と笑ってくれました。
私は松山に住んでいる時は聞いた事が無かったのですが、
東予地区の人は「石鎚山に守られている」とよく言いますよね。
神聖な場所だというのが、何となくわかりました。
無事、ケガも無く登山が出来て良かったです。
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