家づくりの仕事に携わっていると、男性と女性の違いを実感します。

ネイルにこだわるのは男性より女性が多いように、女性は細かい物ほど目に入ってきます。家全体より部屋、部屋よりドア、ドアよりドアノブ…というように。

打ち合わせの時に奥様とカタログを見ていてドアノブを指さしながら「可愛い～」とキャッキャッ言いながら盛り上がっている様子を、

ご主人様が冷めた目で見ている、もしくは意識が遠い所に行っているなんてシチュエーションがよくあります。

もうデジャヴかな？というぐらい、何度もそのような場面を経験してきました。

奥様「このドアノブで良いかな？」

ご主人様「どっちでも良いけん石丸さんと決めたら？」

…まぁそんな訳で、インテリアのご相談に乗っている日々です。

このお家は、「絶対に綺麗に住んでいただける」という確信がありました。

なぜなら、ご家族みんな掃除が得意だから。

RESTの倉庫を見た小学生のお子様に「ねぇ、片付けようか？」と言われたほど。

（お恥ずかしい）

だから整頓された空間に、こだわって選んだ雑貨を置くとそれだけが目立ち、映えるようなオシャレなお家を創る事にしました。

このお家には人工大理石の天板よりも、シュッとしたステンレスの天板が似合うと思いました。

特に天板からシンクにかけてのフラットなデザインがもうスタイリッシュで素敵！

パントリー(食品庫)や納戸、クローゼット等収納スペースを取るのは当然として、「その中にどう置くか」までご提案するべきだと思っています。

収納の計画をしていると、やっぱりどんなに考えても、棚は要るんですよ。

買ってきたメタルラックでは中途半端な隙間が出来てしまうんですよ。

どのお家も年々荷物は増えてくるという前提で、多めに収納を計画しています。