計画を立てている段階は、とても楽しいです。
既に目標が叶ったような感覚に陥ってしまいます。
実際に決めたスケジュールをこなしている時は、とてもしんどいですね。
想定より進まない事がほとんどです。
試験の一週間前の段階で、過去問題集もほとんど解けていなくてかなり焦りました。
解いても、合格点に届いていないんです。
だからやる気が削がれていきます。
この段階では精神論で乗り切りました。
決めていたのは、「どんなに厳しい状況でも試験終了までは諦めない」という事。
諦めたらどんなにラクだろう…と何度も思いました。
心ゆくまで寝る事や、ゆっくり料理する事さえも全て我慢していたから、体調はどんどん悪くなっていきます。
謎の不整脈と、キリキリする胃の痛みが出ていました。
「この辛さを来年も経験するのは嫌だ」
「二度とこの辛さを味わう事のないように、やっぱり受かるしかないんだ。」と決めました。
試験の前日に、最後の腕試し!という事で、最新年度の過去問題を、本番と同じ形式で解きました。
そして驚愕。
合格点に全然届いていませんでした…(泣)
1問や2問どころじゃないんです。
10問も間違っていました。
落ち込んで頭の中が真っ白になりました。
「私の夏が終わった…」(※季節は10月。とっくに秋)
近くに居た社長に「今過去問を解いて夏が終わったんですけど、試験最後の瞬間まで諦めませんから!」と言いました。
「お…おう!」という相変わらず私に対して薄い反応。
1問や2問ぐらいなら何かの奇跡が起こるかもしれませんが、
さすがに10問分の奇跡は、神様にとっても重荷でしょう。
この日の夜はしっかり眠りました。(少し諦めていたのかも)
会場入り
誰よりも早く試験会場に行きました。
教室の中には、まだ誰も居ませんでした。
私は自分の席を見つけ、その席に座ってすぐに勉強を始めました。
このゴールデンタイムの為に作ったノートの総復習。
続々と他の受験者が入ってきていました。
同業者さんが多いので、同じ教室内に知り合いも何人かは居たかもしれませんが、誰にも話しかけられる事なく試験時間を迎えました。
試験スタート
問題を解き始めて、また驚愕。
わかる。
わかる。
え、これもわかる…!
今まで解いた過去問題の中で一番簡単だったんです。
問題がスラスラ解けるのは、気分爽快でした。
最後の1秒まで諦めないと決めていたとおり、試験終了間際まで、見直しをしました。
学生の頃のテストで見直しなんてしなかったのに。
最後の1分ぐらいで、1問マークミスを見つけて訂正をしました。
たまに直感が冴える瞬間があって、「この1問に合格を左右される」と、なんとなくわかりました。
試験終了
もう、やるべき事は全部やった。
後は結果を待つのみ。
便利な世の中です。
試験当日に、非公式の解答が発表されるので、自己採点が出来ます。
宅建試験は、毎年合格点が違います。
受験者の上位約15%が合格となる事が多いです。
過去の平均は、50問中35問正解(=35点)で合格。
自己採点してみました。
私の点数は37点でした。
例年どおりなら確実に受かる点数だったのですが、
私はわかっていました。
「今年は合格点が上がる」
なぜなら、過去問で点数が取れなかった私でも、こんなに点数を取れるぐらいの問題です。
例年より問題が簡単でした。
ネット上では合格点が何点になるか、討論され続けていました。
見るたびにソワソワしてしまいました。
皆様は大人になってから、緊張で手が震えるという経験をした事はありますか?
私はこの合格発表の日にその状態になりました。
WEBで合格が発表されます。
ページを開き、自分の番号を見つけるまでの間、スマホを持つ手は震えていました。
自分の番号を見つけて、少し泣きました。
合格点ピッタリで合格していました。
ありがとう、1点の神様!
無事宅建試験に合格する事が出来ました。
このブログを通して皆さまにお伝えしたかったのは、自分の努力の部分ではありません。
合格した事を自慢したかった訳でもありません。(だからこれをブログにするかどうか半年以上悩んでいました。笑)
言いたかった事はこれ。
です!
皆様の資格の勉強に少しでも役立ちますように。
資格の時間シリーズ
【資格の時間】短期間・独学で宅建士に受かる勉強方法を大公開【1】
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