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「日本建築の美しさ」の勉強会に行って来ました。

愛媛県の建築士が集まり勉強をする会があります。その内容を簡単にご報告いたします。

「美しいデザイン」とは

美しいデザインとそうでないデザインがあります。

「美しい」の価値観は人それぞれなので一概には言えませんが、昔ながらの日本建築には、ある一定の法則があります。

美しい物は何十年、何百年経っても「美しい」と評価されます。

理由を知ると、きっと現代の建築のヒントにも繋がると思います。

日本建築が美しい3つの理由

1.材料が素朴

木、漆喰の白壁、瓦など、ほとんどが自然素材でできている。

色はほとんど無く、とにかくシンプル。

2.繰り返しの構成

左右対称になっていたり、同じデザインが繰り返されていて、単純明快である。

3.軒が深い

軒が深いことで陰影ができ、奥行きを感じさせる。

同時に奥ゆかしさを感じさせる。

仏塔はなぜ地震で倒れないか

仏塔(仏の遺骨などを納めた塔)は、火災・老朽・廻りの樹木の転倒で失われることはあっても、地震により倒壊したことはありません。

構造にはいくつか種類がありますが、その中でも積み重ね方式についてご説明します。

 

  • 倒れようとする力よりも戻ろうとする力の方が大きい。

 

  • 上から見ると正方形で、力が均等にかかる。

 

  • 地震の力が上まで伝わらない。

 

  • 金物を使っておらず、木だけで組み立てていて、各部材がしっかりと止められていない為(緊結されていない)、柔軟な構造になっている。

 

愛媛県には3つの塔(三重塔)がある

石手寺三重塔(松山市)

※国の重要文化財

 

興願寺三重塔(四国中央市三島宮川)

※県の文化財

 

興隆寺三重塔(西条市丹原町古田)

※県の文化財

日本の美しい建築を守りたい

今回の勉強会では、今後五重塔を設計する場合の注意点も勉強しました。

(中には実際に建てようとしている方も居ました!)

今、五重塔を建築しようと思っても、中央部分に使える柱が日本には無いそうです。それも悲しい事ですね。

 

石手寺が出来たのは鎌倉時代。情報を入手するのが困難で、物を集めるのも大変な時代に「倒壊しない、美しい建物」を建てた先人はやっぱり偉大ですね。金物も使わずに、木の特性を生かしていたのですから。

せっかく日本に生まれたからには、日本建築の良さを守り続けたいと思いました。

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