猫好きのご家族。
しかしアパート住まいの時は猫と一緒に暮らすのを断念していました。
一軒家を建てる事になり、ついに猫と一緒に暮らせる事になりました。
猫が思いっきり楽しめるように、キャットウォークを作りました。
猫の階段を登りきると、天窓があり光が差し込みます。
夜には猫が星空を眺める事も出来ます。
(星空が見える頃には深~い眠りについてしまっているようですが)
室内ドアはペット用ドアを採用しました。
猫の事を考えた設計で、くぐり抜けに失敗しても挟まれる事がない柔らかい素材です。
人間のトイレの横に、猫のトイレ。
壁は漆喰で仕上げているから、消臭効果があり匂いが気になりません。
猫は窓の外を眺めながら用を足す事が出来ます。
猫は犬と違い、外で散歩するのが難しいです。だから家の中でいかにのびのびと暮らせるかが重要ですね。
リビング横にサンルームを作りました。
現代の日本において、「家族全員、花粉症に悩んでいない」というご家庭はほとんど無いように感じます。
一年中、室内干しをするご家庭もあるほどです。
室内干しをするとして、外せないポイントは
という点です。
せっかく洗濯しても生乾き臭がすると辛いです。
そして、来客時に慌てて隠すのも避けたいです。
こちらのお家は、願いを叶えました。
全体を漆喰で仕上げて、消臭効果と除湿効果があります。
電気タイプの除湿器や乾燥機を使わなくてもしっかり乾きます。
いつでも隠せるように、ドアで仕切れるサンルームにしました。もう暑さや寒さに耐えながら洗濯物を干さなくて良いのです。リビングで過ごすお子様を見守りながら洗濯物干しが出来ます。
しかも、サンルームは家事室と繋がっているからとても便利です。
女性建築士として出来る事は、リアルな実生活を元にお客様に寄り添う事。
ほんの些細な事でも毎日の積み重ねにより、大きなストレスになっている事は多々あります。
そしてそれらは、お家づくりで解決出来る事が多くあります。
ひとつずつ諦めずに、丁寧に解決していきます。
皆さん、洗面所にバスマットを敷くと思いますが、どれだけバスマットを敷いてもびしょびしょに濡れる事もありますね。
階段の途中にコンセントを取り付けました。
見学会では来場者の皆様に「何の為のコンセント?」と聞かれました。
常夜灯としてフットライトを付ける事が出来ます。
最近のフットライトはとても進化していて、もしもの震災の時には懐中電灯代わりになるタイプがあります。
だからあえて「フットライト」を付けるのではなく「フットライト用コンセント」を付けました。
年々良い製品が発売されるから、暮らし方に合った物に変える事が出来るのもメリットの一つです。
外国製のパスタソースやジャムは飾っているだけで絵になりますが、日本製の食品は生活感が出過ぎてしまいます。
隠せる食品庫があれば、何も考えずポンポン置いていけます。
あえて奥行きを少なくしている為、全体を把握しやすいです。
「奥の方で腐ってた」という事態を防げます。
たくさんの「日常」に向き合い、お施主様と二人三脚で完成しました。
それぞれのご提案に賛同してくださり、住みやすくて快適なお家になったと思います。
壁は全て漆喰でクロスを一切使わず、床は全て無垢で優しい香りです。
自然素材に包まれて、いつまでも幸せに、楽しく暮らしてください。
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