「平屋の暮らしが好き。でも、ほんの少しだけ“上”があったら——。」
そんな想いから生まれた、1.5階のある平屋の住まい。
外観はおおらかに、暮らしは地に近く。
その中に、遊び心と余白をそっと忍ばせました。
階段を数段のぼった先にあるのは、寝室や子供室。
そしてその下には、子どもたちの秘密基地と、暮らしを支える収納スペース。
平屋でありながら、立体的な楽しさを重ねた住まいです。

キッチンのすぐ横には、1.5階の“下”を活かした収納スペースを設けました。
日用品のストックや食品、季節のもの、家族の衣類までまとめてしまえる大容量収納です。
キッチンに立ちながら出し入れできる位置にあることで、
家事の動線が短くなり、片付けも自然とラクに。
見せない収納として、生活感を上手に隠すことができます。

玄関近くには、帰ってすぐに手を洗える「ただいま洗面台」を設けました。
外からの動線上にあり、自然と手洗いが習慣になる配置です。
家族だけでなく、来客の目にも触れる場所だからこそ、
機能だけでなく“見た目のかわいさ”にもこだわりました。
壁には表情のあるモザイクタイルを貼り、
毎日使う場所が、ちょっと気分の上がる空間になるように。
実用性とデザイン性を両立させました。

子ども室は、屋根の形をそのまま活かした勾配天井の空間に。
天井が高くなることで、コンパクトながらも伸びやかさを感じられる部屋になっています。
空間を立体的に使い、ロフトベッドを造作。
子どもたちが自然と「自分の居場所」を見つけられるようにしました。
秘密基地のようなワクワク感と、
毎日の暮らしにちょうどいい実用性。
成長とともに使い方が変わっていく、遊び心のある子ども室です。

床や造作には、パインの無垢材を採用しました。
やわらかな色合いと、素直な木目が特徴のパイン材は、
空間全体にあたたかく、やさしい雰囲気をもたらしてくれます。
時間とともに飴色へと変化し、住まいに深みを与えてくれます。
素足で歩いたときのやわらかな感触や、
冬でもひんやりしにくいところも、無垢材ならではの魅力です。
毎日の暮らしの中で、自然と木の心地よさを感じられる素材です。
「家族と共に一緒に育つ」
変化を楽しめるのがパインの無垢材です。

書斎は、使う人にとって本当に必要な形になるよう、
あらかじめ棚の数や用途を丁寧にヒアリングしてから設計しました。
本や資料、仕事道具など、「何を・どれくらい置くか」を整理した上でつくることで、
無理のない収納量と、すっきりとした空間を両立しています。
あとから足す収納ではなく、
最初から暮らしにフィットする造作棚です。


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